シャルレ、非開示だった今期最終は赤字転落へ

配信元:株探
投稿:2020/07/31 16:00
 シャルレ <9885> [東証2] が7月31日大引け後(16:00)に非開示だった業績見通しを発表。21年3月期の業績予想は最終損益(非連結)が18.1億円の赤字(前期は0.7億円の黒字)に転落する見通しと発表した。
 同時に、非開示だった21年3月期第2四半期累計(4-9月)の業績予想は最終損益が12.9億円の赤字(前年同期は2.5億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期の業績予想につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大による影響により、合理的な算定が困難であったため未定としておりましたが、政府により緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されつつあることを踏まえ、現時点で入手可能な情報や予測等に基づき業績への影響を算定し公表いたします。 当社はレディースインナー等販売事業を営んでおりますが、「ホームパーティー形式の試着会」による訪問販売で、直接的なコミュニケーションでの付加価値の創造を強みとしてきました。この訪問販売の強みが新型コロナウイルスによって状況が一変し、感染拡大の防止に向けて3密(密集・密接・密室)を避ける取り組みの影響で、ビジネスメンバーによる直接的なコミュニケーションでの販売が困難となり、第1四半期においては大きく前年を下回る売上高となっております。 また訪問販売の補完チャネルである通信販売(シャルレダイレクトサービス)においても、ビジネスメンバーの稼働率の低下を受け、第1四半期の売上高は大きく前年を下回っております。 第2四半期以降については販売活動の再開により、売上は一定程度は持ち直すと思われますが、ビジネスメンバーの新規顧客の獲得や顧客とのコミュニケーションを醸成する場である試着会や大規模な会合などが、年内は制限されると仮定して、第2四半期及び通期の売上高は大きく減収となる見込みです。 当社は、このような状況下において、代理店・特約店のビジネス活動が継続可能となる環境作りのため、デジタルパンフレットの提供や、Zoomなどを活用した情報共有や情報提供の推進、さらに代理店にサンプル用の商品を無償提供するなどの販売活動支援を行い、並行して代理店・特約店に対し新たな仕入に対するインセンティブ「応援金」を臨時的に設置することで、代理店・特約店のビジネス活動の保護と意欲喚起を図ります。新たな生活様式に適応し、事業の継続に向けて代理店・特約店の支援を最優先に、経営資源を大規模かつ集中的に投下していくことから、損益は赤字となる見込みです。 なお、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期やその影響の範囲等は大きく変動する可能性があり、当社の業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には、速やかに公表いたします。 また、本日2020年7月31日公表の「株式取得(子会社化)に関するお知らせ」につきましては、業績に与える影響を精査中であり、今回の業績予想の公表数値に含めておりません。業績予想の修正が必要となる場合には、速やかに公表いたします。  (注)上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき作成しております。予想には様々な不確定    要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想と異なる場合があります。
配信元: 株探

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