ゼオン、非開示だった上期経常は50％減益、未定だった上期配当は11円実施

　日本ゼオン <4205> が7月31日昼(12:30)に決算を発表。21年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比41.5％減の50.6億円に落ち込んだ。
　併せて、非開示だった4-9月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同期比50.1％減の80億円に落ち込む見通しを示した。

　同時に、従来未定としていた今期の上期配当を11円(前年同期は11円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の10.1％→6.2％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第２四半期（累計）の連結業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により先行きが不透明であり、2020 年４月28日の決算発表時において合理的な業績予想の算定が困難であったことから未公表としておりましたが、現時点で入手可能な情報に基づいた業績予想値を算出しましたので公表いたします。　なお、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大は当社の各事業に対して大きな影響を及ぼしており、2020年10月以降の業績への影響については依然として不透明な状況です。そのため、2021年３月期通期の連結業績予想（2020年４月１日～2021年３月31日）につきましては、現時点で合理的な算定ができないため引き続き「未定」とし、算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。

　　業績予想が困難であることから配当予想を未定としておりましたが、上記業績予想に基づき、配当予想を公表いたします。なお、2021年３月期通期の連結業績予想を引き続き「未定」とすることから、期末および年間の配当予想につきましても「未定」とし、業績予想が算定でき次第、速やかに公表いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。