三光合成、前期最終を一転赤字に下方修正、配当も5円減額

配信元:株探
投稿:2020/07/07 16:00
 三光合成 <7888> が7月7日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。20年5月期の連結最終損益を従来予想の7億円の黒字→4億円の赤字(前の期は13.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結最終損益も従来予想の4.5億円の黒字→6.5億円の赤字(前年同期は6億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

 業績悪化に伴い、前期の年間配当を従来計画の14円→9円(前の期は14円)に大幅減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大による、各国政府の外出禁止令等により、英国及びインドでは3月23日より5月17日、米国では3月24日より5月1日、メキシコでは4月1日より5月30日、フィリピンでは3月18日より5月15日の間、各々の子会社において操業停止となりました。また、当社の主要顧客である自動車メーカーが中国、米州、欧州をはじめ、東南アジアなど世界規模で減産、操業停止したことにより、生産活動が停滞しました。これらの影響を受けて、売上高につきましては、前回発表予想比較7,283百万円減の50,716百万円の見込みであります。利益面につきましては、第4四半期連結会計期間の売上高が急激に減少し、製造経費等の圧縮に努めましたが、売上高の減少による影響が大きく影響し、営業利益は694百万円、経常利益は199百万円、親会社株主に帰属する当期純損失は406百万円の見込みであります。

 当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つとして認識し、継続的かつ安定的に実施することを基本としております。当期の期末配当につきましては、当社を取り巻く経営環境や当期の業績見通し等を総合的に勘案した結果、1株につき2円とさせていただく予定です。中間配当金7円と合わせた年間配当金は9円となります。
配信元: 株探

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