貿易交渉合意でも安定的なポンド買いは期待薄との声も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/07/03 01:45
 ポンドドルもNY時間に入って戻り売りに押されており、1.2460ドル付近と東京時間につけた本日安値付近に戻している。きょうは一時1.25ドル台を回復する場面もみられ、本日1.2520ドル付近に来ている21日線に顔合わせする場面もみられた。ただ、押し戻されている格好。現在は100日線付近での推移となっている。

 今週からEUとの貿易交渉が再開しているが、予定より1日早く打ち切っている。バルニエEU首席交渉官からは「深刻な隔たりが依然存在している」とのコメントが発せられ、予想通り交渉は難航しているようだ。

 貿易交渉について市場からは、この先も難航が予想されるものの、10月の期限ぎりぎりまでには合意できるとの声も出ている。しかし、その場合、ポンドは短期的にはポジティブな反応を示すかもしれないが、安定的なポンド買いにはつながらないとも指摘している。短期間で達成された合意は、包括的というよりも必要最低限のものである可能性が高いという。

GBP/USD 1.2463 GBP/JPY 134.08 EUR/GBP 0.9013

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)