6月30日のドル・円は、東京市場では107円54銭から107円79銭まで反発。欧米市場でドルは107円52銭まで下げた後に107円98銭まで上昇し、107円93銭で取引終了。
本日7月1日のドル・円は、主に108円近辺で推移か。米国株式の続伸を意識してリスク回避的な円買いは引き続き抑制される可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、6月30日に米下院金融サービス委員会で議会証言を行なった。証言内容は事前に公表されていたが、経済の先行きについて楽観視していないことが改めて確認された。「先行きはウイルス次第であり、並外れて不透明」、「ウイルス危機の間、銀行資本の基準変更を検討しない」、「ウイルス第2波は信頼低下につながる可能性もある」などの見解を表明しており、市場関係者の間からは「金融市場の不確実性が大幅に低下することは期待できない」との声が改めて聞かれた。
なお、ウィリアムズ米NY連銀総裁は30日、「イールドカーブコントロールに関してはまだ決定していない」との見方を伝えており、ドル買い材料のひとつとなった。ウイルス感染の状況は金融政策に大きな影響を与える可能性があることから、米国各州における感染者の動向をしばらく見極める必要がありそうだ。
<CS>
本日7月1日のドル・円は、主に108円近辺で推移か。米国株式の続伸を意識してリスク回避的な円買いは引き続き抑制される可能性がある。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、6月30日に米下院金融サービス委員会で議会証言を行なった。証言内容は事前に公表されていたが、経済の先行きについて楽観視していないことが改めて確認された。「先行きはウイルス次第であり、並外れて不透明」、「ウイルス危機の間、銀行資本の基準変更を検討しない」、「ウイルス第2波は信頼低下につながる可能性もある」などの見解を表明しており、市場関係者の間からは「金融市場の不確実性が大幅に低下することは期待できない」との声が改めて聞かれた。
なお、ウィリアムズ米NY連銀総裁は30日、「イールドカーブコントロールに関してはまだ決定していない」との見方を伝えており、ドル買い材料のひとつとなった。ウイルス感染の状況は金融政策に大きな影響を与える可能性があることから、米国各州における感染者の動向をしばらく見極める必要がありそうだ。
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