リョービ、非開示だった上期経常は赤字転落、未定だった上期配当は無配転落

　リョービ <5851> が6月15日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。非開示だった20年12月期第2四半期累計(1-6月)の業績予想は連結経常損益が48億円の赤字(前年同期は48.1億円の黒字)に転落する見通しと発表した。

　業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を見送る方針とした。下期配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年12月期第2四半期（累計）連結業績予想（2020年1月1日～2020年6月30日）につきまして、第1四半期実績を発表した2020 年5月14日時点では、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響の算定が困難であるため、2020 年2月13日に公表した業績予想を一旦取り下げ、「未定」といたしましたが、この度、当社および連結子会社における5月までの実績や現時点において入手可能な情報をもとに業績の算定を行いました。なお、新型コロナウイルス感染症拡大の世界的影響は当社各事業、特にダイカスト事業においては、国内外各地域での自動車生産面、販売面において大きな影響が及んでおり、2020年7月以降の影響については依然として不透明な状況です。そのため、2020年12月期通期連結業績予想（2020年1月1日～2020年12月31日）につきましては、現時点で合理的な予想ができないため、引き続き「未定」とし、算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。

　当社は安定的な継続配当を実施していくことを基本方針としておりますが、2020年12月期第2四半期（累計）連結業績予想を上記の通りとすることから、市場環境や当社の経営状況を鑑み、 第2四半期末の配当は無配とさせていただきます。なお、2020年12月期通期連結業績予想を引き続き「未定」とすることから、期末および年間の配当予想につきましても「未定」とし、業績予想が算定出来次第、速やかに公表いたします。