アジア株 上海株は下落、米中対立懸念再燃か 人民元・ダウ先物も下げる

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/06/04 11:35
アジア株 上海株は下落、米中対立懸念再燃か 人民元・ダウ先物も下げる

東京時間11:20現在
香港ハンセン指数   24377.94(+52.32 +0.22%)
中国上海総合指数  2916.01(-4.38 -0.20%)
台湾加権指数     11369.96(+49.80 +0.44%)
韓国総合株価指数  2161.17(+14.17 +0.66%)
豪ASX200指数    5967.90(+26.30 +0.44%)

アジア株は上海を除いて上昇、世界的な経済活動再開や米景気回復期待からリスク選好ムードが継続している。
きのう発表された米ISM非製造業景気指数は45.4と予想以上の改善となった。米ADP雇用者数も予想ほどは悪化しなかった。底打ちしつつあるとの見方が広がり、3日の米株価指数は上昇した。
米追加刺激策への期待も出ている。トランプ米大統領が米経済を救済する次のパッケージを巡り、顧問らと今週中にも協議する見込みだとダウジョーンズが報じた。

上海株は軟調、米中対立が警戒されているもよう。トランプ米政権は3日、中国航空会社の旅客機による米国乗り入れを停止するとの命令を告知した。中国が米航空会社の中国便運航再開を認めていないことへの報復措置だとして、乗り入れ停止を今月16日に発効する予定としている。

為替相場では元安が進行。オフショア人民元は対ドルで0.20%安、1ドル=7.1337元。ゴールドマンサックスは米中対立を巡る不透明感が元安圧力になっているとして、今後3ヵ月に人民元は対ドルで2008年以来の安値に下落すると予想している。

米株先物も上海株に連れ安。ダウ先物は11時24分時点で48ドル安。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

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