ギリアドが４日ぶり反落 「レムデシビル」の臨床試験で僅かな改善しか見られず＝米国株個別

　ギリアド・サイエンシズが４日ぶりに反落。新型ウイルス感染薬として期待が高まっている「レムデシビル」の臨床試験で、僅かな改善しか見られなかったことが嫌気されている。

　病状が中程度の患者に対する臨床試験（第３フェーズ）で、同薬を５日間服用したが、標準的な治療を受けている患者と比較しても僅かな改善に留まっていると述べた。また、１０日間服用した患者についても統計的に有意な改善は示さなかったとしている。服用の日数を増やしても効果は限定的な可能性があることを示唆している。

　なお、重症患者は試験に含まれていない。今回の結果は治療法の認識を変えるかもしれないという。

（NY時間10:53）
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MINKABU PRESS編集部　野沢卓美