重要確認事項はこれだ!
アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの影響で経済が悪化する中、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会に対して、マイナス金利を導入するよう求めました。
トランプ大統領は12日、ツイッターに「ほかの国がマイナス金利の恩恵を受けている以上、アメリカもその贈り物をもらうべきだ」と投稿しました。
FRBは3月にゼロ金利政策を開始したばかりですが、早くも次なる政策が話題となっていますので、NY株式市場は今後も株価・経済対策には強力な材料として効果が出て来ると思われます。
また、トヨタ自動車とホンダは11日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止していた北米工場を約50日ぶりに再開しました。ゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社は18日から再開する予定と報じられています。
トヨタは5/12に決算を発表し、営業利益は2兆4429億円で前期比1.0%減益、コロナウイルスによる影響は1600億円としています。一方、21年3月期は500億円で同79.5%の大幅減益見通しを出しました。株価は4/3の直近安値6163円の維持が大事になってきます。
また、日産自動車が11日公表した4月の中国での新車販売台数は、前年同月比1.1%増の12万2846台。3月の44.9%減からプラスに転換。
いち早く経済活動が再開した中国では、予想以上に新車販売台数はいい数字の印象です。
先月は原油の急落が話題になりましたが、5/7には国営石油会社のサウジアラムコは油種の大半において6月船積み価格を引き上げました。
サウジは同時に石油輸出国機構(OPEC)と非OPECの主要産油国で構成する「OPECプラス」の合意に基づき、減産を実施しています。原油価格も世界的な株価の戻り歩調に合わせ、落ち着きも取り戻しています。
先月の原油急落は特殊要因なので、今後も景気回復期待による需要拡大を織り込みに行くので緩やかに戻りを試すでしょう。
合わせて日本の原油関連の銘柄を確認しておきましょう。
国際石開帝石・出光興産・JXTGの株価は4月の安値からは戻っていますが、足元は横ばいが続いています。
同セクターは4月の高値を抜けて来るようであれば、上昇の方向感が出てくるのでその時を注目しておけばいいでしょう。
【まとめ】
・米国の追加の金融緩和策が早くも話題になり始めた。
・日本の車メーカーの工場再開が想定より早く前倒しされた。
・原油価格は先月に一旦安値を付け、株式の売り要因となりにくくなった。
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