原油安のロジックを学び商品の本質を知る
感染拡大で行動制限と景気後退で世界的な需要の減退と、在庫の積み上がり。
WTIは現物の受け渡しを前提に取引されているが、米国内の在庫積み上がりにより貯蔵能力が限界にきていることから買い手がいなくなり、5月物期日締日である先物相場では現物を引き取りたくないファンド勢の投げ売りのみで暴落。
米国の原油保管タンクがパンク状態であり、決済しないと現物が手元に来て、保管する場所がなく、洋上保管するにしてもコストがかかるからマイナスでも売る投資家が存在した。物理的にもWTI公式受渡場所がオクラホマ州つまり内陸だから洋上保管は無理。
現在、次限月以降の値段は下記。(執筆時)
6月物 16.78
7月 20.93
8月 24.00
9月 26.22
10月 27.63
11月 29.03
12月 29.64
1月 30.60
≪今日のポイント≫
6月物以降は限月が進むごとに価格が高くなると言うことはコロナの収束と景気減速、需要減少を織り込み数カ月後は上昇と思っている投資家が多いようです。
著者のおすすめ
最新人気記事
-
「全固体電池」が18位にランク、IEAが世界EV販売予測公表で関心... 04/25 12:20
-
来週の株式相場に向けて=5月「FOMC」経てハイテク株上昇はあるか 04/26 17:23
-
明日の株式相場に向けて=日銀決定会合後の動向に関心集まる 04/25 17:01
-
明日の株式相場に向けて=半導体関連が満を持して逆襲高へ 04/24 17:00
-
「地方銀行」が11位にランク、34年ぶり円安圏で日銀金融政策に関心... 04/26 12:20
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 00:23
-
今日 00:19
-
今日 00:16
-
今日 00:05