格下げでポンドに対する弱気な見方も少なくない=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/03/31 02:41
 きょうのポンドドルは売り優勢となっているものの、ユーロほどの下げは見られていない。ポンドドルは一時1.23ドル台前半まで下落し、21日線を割り込む場面も見られたものの、いまのところはサポートされている状況。

 ただ、ポンドに対する弱気な見方も少なくない。先週、フィッチ・レーティングスが英国の格付けをAAからAA-に引き下げたが、財政と経済活動へのウイルスの影響を理由に挙げている。例え財政が悪化したとしても、英政府の企業と雇用を支援する措置はかなり強固なもののように見える。ただ、今回のパンデミックは、EUとの貿易交渉の行方も不透明にしているという。

 目先は英国が新型ウイルス感染を乗り切ることができるとの確信を市場が抱けるかに依存するところが大きい。

GBP/USD 1.2372 GBP/JPY 133.60 EUR/GBP 0.8909

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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