円高耐性に強み
大成建設の株価が、2900円近辺、PBR=0.83倍の水準まで下がってきており、そろそろ買い場になってきたと考えられる。大成建設は、今期0.2%減益の1530億円の営業利益を予想している。しかし、受注状況は強く、新型コロナウィルスの影響による工事進捗の状況次第だが、その影響が無ければ、予想よりも強い実績が出た可能性が高い。
また、建設土木業界は、人手不足による人件費の高騰が問題になってきたが、新型コロナウィルスの拡大によって、事業継続が困難になる中小企業が増え、人材需給のひっ迫は、今後緩和される可能性がある。
また今後、外国人投資家が東京市場に戻ってきた場合のポートフォリオ構築において、ESGがこれまでより大幅に強く意識される可能性がある。今回の新型コロナウィルスについても、企業が今後、より徹底して安全衛生に寄与し、社会貢献をすることでこのような課題を回避し、中期的な収益力を向上させることに対する価値を問われるだろう。
その点、大成建設では、統合報告書を提出し、環境、社会、ガバナンスへの重視を打ち出しており、投資しやすい条件を作ろうとしている。
また、同社は、水上風力発電などの環境系事業にも進出を進めるなど、進歩的な挑戦をしている。また、5Gを活用した工事などにも積極的であり、建設業界を従来の旧式経営から脱する先導役を務めていると言えそうだ。
株価は今回の下落で4500円から2900円へと落ちており、35%以上の下落となったが、同社株は為替の影響を受けにくく、今後最大のリスクとなる円高への耐性を持つ銘柄だ。今週底値固めが出来れば、月替わりに向け、反発が期待できるだろう。
また、建設土木業界は、人手不足による人件費の高騰が問題になってきたが、新型コロナウィルスの拡大によって、事業継続が困難になる中小企業が増え、人材需給のひっ迫は、今後緩和される可能性がある。
また今後、外国人投資家が東京市場に戻ってきた場合のポートフォリオ構築において、ESGがこれまでより大幅に強く意識される可能性がある。今回の新型コロナウィルスについても、企業が今後、より徹底して安全衛生に寄与し、社会貢献をすることでこのような課題を回避し、中期的な収益力を向上させることに対する価値を問われるだろう。
その点、大成建設では、統合報告書を提出し、環境、社会、ガバナンスへの重視を打ち出しており、投資しやすい条件を作ろうとしている。
また、同社は、水上風力発電などの環境系事業にも進出を進めるなど、進歩的な挑戦をしている。また、5Gを活用した工事などにも積極的であり、建設業界を従来の旧式経営から脱する先導役を務めていると言えそうだ。
株価は今回の下落で4500円から2900円へと落ちており、35%以上の下落となったが、同社株は為替の影響を受けにくく、今後最大のリスクとなる円高への耐性を持つ銘柄だ。今週底値固めが出来れば、月替わりに向け、反発が期待できるだろう。