ドル円、明日もウイルス感染と株式の動向をにらんだ動きか=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/02/19 04:30
 NY時間の終盤に入ってドル円は109.85円付近での推移となっている。きょうはアップルが中国でのコロナウイルス感染拡大に伴う業務の遅れと需要減を理由に、1-3月期の売上高予想を達成できない見通しを明らかにしたことをきっかけにリスク回避の雰囲気が強まっいる。ドル円も109.65円近辺まで下落していたが、本日109.50円付近に来ている21日線を前に下値抵抗も強く、押し目買いも活発に入るようだ。

 NY時間に入って、この日のNY連銀景気指数が予想外に強い内容だったことをきっかけにドル買いが加速し、ドル円も110円を再びうかがう動きも見られていた。しかし、米株式市場でダウ平均が200ドル超下落する中、110円の水準も重いようだ。ただ、上値は重いものの、110円台を再度うかがう気配は残している。

 明日のNY時間は米住宅指標や米生産者物価なそれなりの材料は予定されているものの、引き続き、ウイルス感染と株式市場の動向をにらんだ動きが続くものと思われる。

USD/JPY 109.88

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)