今回のポンド高は一時的な動きに留まるとの見方も根強い=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2020/02/15 04:44
 ポンドドルはNY時間にかけて戻り売りが優勢となり、1.30ドルちょうど付近まで下落したものの、NY時間に入って買い戻しが優勢となっており、ロンドン時間の下げを取り戻す展開が見られている。

 前日のジャビド財務相の突然の辞任で、ジョンソン英首相は大胆な財政拡大策を目指しているとの思惑が逆に強まっている。21日線を一気に突破し、一時1.3070ドルまで上昇していた。ただ、市場からは、大胆な財政拡大策は難しいとの見方もあり、更に今後本格化するEUとの貿易協定締結の協議が始まれば、合意なき離脱というキーワードからポンドは圧迫され、今回のポンド高は一時的な動きに留まるとの見方も少なくない。

 前日高値の1.3070ドルが目先の上値レジスタンスとして意識される。

GBP/USD 1.3037 GBP/JPY 143.10 EUR/GBP 0.8316

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)