【買い】RSTECHNOLOGIES（3445）新型ウイルス懸念で売られ過ぎた半導体関連株が買い場好機◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

新型ウイルス懸念で売られ過ぎた半導体関連株が買い場好機

業種：金属製品
時価総額：400億円
PER：13.34倍
PBR： 2.06倍

　半導体再生ウエハで世界シェアが3割に及ぶリーディングカンパニーで中国ではプライムウエハ事業にも進出。ウエハ加工受託を主力ビジネスとしながら半導体生産設備の買取・販売事業も展開。ラサ工業（東証1部：4022）から事業承継して創業しただけにケミカル研磨技術に長け、欧米日の主要な半導体メーカーが取引先である。

　業績面においてはプライムウエハの製販が減収となったほか、セールスミックス変化による減益影響が大きく、1/17に業績下方修正を発表。ただし、3Q累計業績はプライムウエハ事業における原価低減が奏功し増収増益を確保している。また、12/18には株主優待制度を廃して配当を10円⇒15円に増配することを発表している。

　株価は足元で3ヵ月程度の調整局面にあるが業績悪化の相当分は織り込んだとみており、今後は次回2/13に控える本決算発表ならびに次期見通しが注目される。中国の景気減速懸念や直近の新型コロナウイルス感染拡大報道をうけたネガティブ材料も下落に拍車をかけたとみられるが、むしろ株価水準としても買い場好機を演出しているものと捉えて買い向かいたい。