来週の為替相場見通し＝１１０円台の値固めも

　来週の外国為替市場のドル円相場は、１１０円台の値固めができるかが焦点となりそうだ。予想レンジは１ドル＝１０９円７０～１１１円００銭。

　今週は８カ月ぶりの高値水準となる１１０円２０銭台にドルは上昇した。米中は「第１段階の合意」の署名を行ったほか、米経済指標も良好でありリスク選好のドル買いが流入しやすい状況なった。ただ、１１１円に向けては上値で売りが出てくるとみられ、まずは１１０円台での一進一退が予想される。来週は、２０～２１日に日銀金融政策決定会合が開かれるが、金融政策は現状維持が予想されている。２３日には欧州中央銀行（ＥＣＢ）理事会が開催される。２４日から３０日かけて中国市場は春節で休場となる。全体的には、やや手掛かり材料難が強まる展開も予想されるなか、ＮＹダウの動向などが注目されそうだ。



出所：MINKABU PRESS