【買い】システムズ・デザイン（3766）政府が後押しするIT導入支援企業に物色の矛先、光通信関連としての思惑買いも！？◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

政府が後押しするIT導入支援企業に物色の矛先、光通信関連としての思惑買いも！？

業種：情報・通信
時価総額：26億円
PER：0.00倍
PBR：0.65倍

　SI（システム・インテグレーション）の老舗企業で、BPO（ビジネス・プロセス・アウトソーシング）サービスを展開、会計ソフトを手掛けるPCA（東証1部）と同様に川島氏が創業。M&Aを通じて事業拡大を目指しており、BPOサービス企業や物流SI企業などを中心に事業ポートフォリオの充実を図る。

　政府も企業の経営効率化にITを導入することを推進しており、企業システムを支えるハードウェア、ネットワーク環境の整備に対するシステム設備投資が活発化するにしたがい事業拡大が見込まれる。11/11に中間決算および今期業績の下方修正、さらに自社株買いを発表。

　株価は新たに光通信が大株主に浮上してきたことが話題を呼んで急騰場面がみられたが、12月の四季報新刊が発売された前後では動意薄の展開だった。足元の動意はIT導入支援企業のテーマ物色が主たる要因とみられるが、いずれにしても上値抵抗となりやすい中期・長期の移動平均線が収斂しているところを突破して需給良好とみられることから続伸に期待するとともに、時価総額が小さいことや浮動株が少なく値が軽いことにも目を向けておきたい。