グラファイト、今期経常を57％下方修正

　グラファイトデザイン <7847> [ＪＱ] が12月27日大引け後(15:10)に業績修正を発表。20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の3億円→1.3億円(前期は3.7億円)に56.7％下方修正し、減益率が20.2％減→65.4％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益も従来予想の2.7億円→1億円(前年同期は2.7億円)に61.4％減額し、一転して60.5％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　ゴルフ業界におきましては、黄金世代と呼ばれる若手女子プロ選手の活躍や人気男子プロ選手の復活優勝により、ゴルフ場入場者数は回復傾向にみられましたが、ゴルフ用品市場の購買動向については勢いがない状況が続いております。その中で、女子プロや日本初のPGAツアー開催において使用されているゴルフクラブや使用シャフトについてブームが巻き起こり、売れるゴルフシャフトにも偏りが生まれ、当社の主力製品である自社ブランドシャフト(TOUR AD)2020モデルの勢いを抑え込まれた形となりました。そのため、想定していた追加受注量が大きく減少し、売上高及び各段階利益について予想を下回る見込みとなり下記のとおり修正いたします。しかしながら、少しでも挽回すべく売上高の拡充に努め、また、経費などの削減も実施し利益確保に努め予想数値を超えられるよう頑張って参ります。　上記の結果、通期業績予想におきましては、売上高2,600百万円（13.6%減）、営業利益140百万円（54.8％減）、経常利益130百万円（56.7％減）、当期純利益90百万円（59.1％減）に修正します。(注)業績予想につきましては、現時点で想定できる情報に基づき判断したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により異なる可能性があります。