アジア株 上海株はイベント通過で小動き、香港株は軟調 年末にかけてデモが過激化する恐れ

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/12/16 14:15
アジア株 上海株はイベント通過で小動き、香港株は軟調 年末にかけてデモが過激化する恐れ

東京時間14:00現在
香港ハンセン指数   27576.32(-111.44 -0.40%)
中国上海総合指数  2969.52(+1.84 +0.06%)
台湾加権指数     11962.79(+35.06 +0.29%)
韓国総合株価指数  2168.96(-1.29 -0.06%)
豪ASX200指数    6860.00(+120.32 +1.79%)
インドSENSEX30種  41049.04(+39.33 +0.10%)

アジア株は高安まちまち。
上海株は前営業日比変わらず、米中合意という重要イベント通過で小動きとなっている。
米中第1段階合意を受けて15日の米対中関税発動は取りやめとなった。トランプ米大統領は「第2段階の貿易交渉は2020年の大統領選を待たず、すぐに始める」と語った。ただ、ライトハイザーUSTR代表は、「第2段階交渉の日程は決まっていない」と述べていた。「素晴らしい合意だが、全ての問題を解決するものではない」とも語った。トランプ氏は中国が年間500億ドル規模の米国産農産物を購入すると述べたが、中国側は金額の確認に消極的なもよう。
中国11月の小売売上高と鉱工業生産は前年比で前回から上昇しが株式市場への影響は今のところ限定的となっている。
香港株は0.40%安、利益確定の売りに押されている。香港では15日から16日未明にかけてデモ隊と警官隊が衝突した。年末にかけてデモが再び過激化する可能性が高まってきているもよう。
インドでもデモが暴徒化しているもよう。不法移民に市民権を付与する際にイスラム教徒を除外するという法案が議会を通過したことに対して抗議活動が行われている。

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)