カナダドルの売りが目立つ カナダ雇用統計は利下げを促す数字か=NY為替
きょうはカナダドルの売りが目立っており、ドルカナダは1.32ドル台を回復し、カナダ円は82.50円付近に下落している。きょうはカナダの10月の雇用統計が発表され、雇用者数の伸びは予想外の減少となった。特に正規雇用の伸びが減少しており、ネガティブな雰囲気が強い。
市場ではカナダ中銀の利下げ期待が高まっており、12月にも利下げとの声も出ている。きょうのカナダ雇用統計は、その期待を裏付ける内容ではある。ただ、失業率は過去最低水準を維持し、平均時給の伸びは前年比で4%台まで上昇し、過去5ヵ月間、3%以上の伸びが続いている。この点から見れば、利下げは時期尚早とも思われるが、これについては前年が低水準だったことが影響している面もあるようだ。労働時間の緩やかな減少傾向も見られており、これについてはGDPの押し下げ要因となる。
やはり総合的に見れば、きょうのカナダ雇用統計は利下げを促す数字だったようにも思われる。
失業率(10月)22:30
結果 5.5%
予想 5.5% 前回 5.5%
雇用者数(10月)22:30
結果 -0.18万人
予想 1.50万人 前回 5.37万人
USD/CAD 1.3228 CAD/JPY 82.54
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
市場ではカナダ中銀の利下げ期待が高まっており、12月にも利下げとの声も出ている。きょうのカナダ雇用統計は、その期待を裏付ける内容ではある。ただ、失業率は過去最低水準を維持し、平均時給の伸びは前年比で4%台まで上昇し、過去5ヵ月間、3%以上の伸びが続いている。この点から見れば、利下げは時期尚早とも思われるが、これについては前年が低水準だったことが影響している面もあるようだ。労働時間の緩やかな減少傾向も見られており、これについてはGDPの押し下げ要因となる。
やはり総合的に見れば、きょうのカナダ雇用統計は利下げを促す数字だったようにも思われる。
失業率(10月)22:30
結果 5.5%
予想 5.5% 前回 5.5%
雇用者数(10月)22:30
結果 -0.18万人
予想 1.50万人 前回 5.37万人
USD/CAD 1.3228 CAD/JPY 82.54
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
最新人気記事
-
「親子上場」が13位、相次ぐTOBで関心高まる<注目テーマ> 05/01 12:20
-
三菱商、住友商など総合商社株への買い目立つ、午後の決算発表にも関心◇ 05/02 10:51
-
来週の株式相場に向けて=日本企業決算の佳境入りで反発狙えるか 05/02 17:21
-
「円高メリット」が5位にランク、円買い介入実施の観測強まり注目度ア... 05/02 12:20
-
明日の株式相場に向けて=レーザーテックの咆哮が響き渡る 05/01 17:00
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 19:00
-
今日 18:58
-
今日 18:32
-
今日 18:27