今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/09/13 15:37

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、米中貿易交渉の進展や欧州中銀(ECB)の包括緩和を好感して日本株が堅調に推移する中、一時108.20円台まで上昇。約6週間ぶりの高値を更新しましたが、その後は本邦三連休を控えてやや伸び悩む展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

9/13(金)
16:00 トルコ7月経常収支
16:00 トルコ7月鉱工業生産
16:30 スウェーデン4-6月期GDP・改定値
18:00 ユーロ圏7月貿易収支
21:30 米8月輸入物価指数
21:30☆米8月小売売上高
23:00 米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
23:00 米7月企業在庫

※は特に注目の材料

今夜の最大の注目材料は米8月小売売上高でしょう。雇用統計で示された賃金の堅調な伸びを受けて消費者の購買意欲も底堅いと見られており、市場予想では前月比+0.2%と6カ月連続で増加する見込みです。足元のドル高・円安の追撃材料となるか要注目です。

※9/17(火)の為替予想は休載いたします。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想