ドル円は本日高値圏 明日はECB理事会と米CPI=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は107.80円近辺と本日高値圏での推移が続いている。リスクへの懸念が和らいでおりドル円は買い戻しを続けている。米株は利益確定売りも出ているものの堅調な推移が続いており、ドル円はリバウンド相場をしっかりと堅持。
108円台前半に100日線が来ているが、その水準を視野に入れた動きが続いている。中国が16種類の米製品を追加報復関税から免除したことで市場では米中貿易協議への期待が高まっている模様。
明日はECB理事会や米消費者物価指数(CPI)が注目材料となる。ECB理事会は利下げが有力視されているが、その下げ幅や債券購入再開を打ち出すのかで見方が分かれており、結果待ちといった雰囲気だ。ドル円にとっては株式市場がどう反応するかが注目される。
米CPIは食品・エネルギーを除いたコア指数は前年比で2.3%が見込まれている。FRBが参照しているPCEデフレータはインフレ低下が示されているものの、CPIのほうは高めの水準が続いている状況。FRBの利下げは正当化されないのかもしれないが、FRBは軸足を貿易問題と世界経済に置いていることから、CPIが利下げ期待を後退させることはないものと見られる。
USD/JPY 107.80
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
108円台前半に100日線が来ているが、その水準を視野に入れた動きが続いている。中国が16種類の米製品を追加報復関税から免除したことで市場では米中貿易協議への期待が高まっている模様。
明日はECB理事会や米消費者物価指数(CPI)が注目材料となる。ECB理事会は利下げが有力視されているが、その下げ幅や債券購入再開を打ち出すのかで見方が分かれており、結果待ちといった雰囲気だ。ドル円にとっては株式市場がどう反応するかが注目される。
米CPIは食品・エネルギーを除いたコア指数は前年比で2.3%が見込まれている。FRBが参照しているPCEデフレータはインフレ低下が示されているものの、CPIのほうは高めの水準が続いている状況。FRBの利下げは正当化されないのかもしれないが、FRBは軸足を貿易問題と世界経済に置いていることから、CPIが利下げ期待を後退させることはないものと見られる。
USD/JPY 107.80
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
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