ドル円はリバウンド相場をしっかりと堅持 100日線を視野に入れた動き続く=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/12 00:25
 ドル円は上げを一服させているものの本日高値圏での推移が続いており107.70円近辺での推移となっている。リスクへの懸念が和らいでおりドル円は買い戻しを続けている。きょうは一時107.85円近辺まで上昇したが、米株は利益確定売りが出ているもののしっかりとした推移が続いており、米国債利回りも上昇していることがドル円をサポートしている模様。

 明日のECB理事会を控える中、本日の為替市場はドル買い・欧州通貨売りが強まっており、その流れもドル円をサポートしているようだ。

 ドル円はリバウンド相場をしっかりと堅持しており、108円台前半に来ている100日線を視野に入れた動きが続いている。

 きょうもトランプ大統領がツイッターで、「FRBは政策金利をゼロかそれ以下に引き下げるべきだ。米国はその後に債務の借り換えを始めるべきだ。期間の大幅延長と同時に利払いコストを大きく引き下げることは可能だ」とツイートしていた。また、「「インフレは存在しない。パウエル議長とFRBがバカ正直なために、他国が既にやっていることを米国に許さない。愚か者たちのせいで一生に一度の機会を逸している」と続けた。

 かなり厳しいツイートだが、現状からはFRBがトランプ大統領の意を汲んで、積極的な利下げに動く可能性は小さいと見られている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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