23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円74銭から105円26銭まで下落して105円42銭で引けた。
中国政府が対米報復関税を発表したことを受けて、トランプ政権は対中措置を一段と強化する意向を発表し、米中対立が激化。貿易摩擦が深刻化、長期化し、米国や世界経済が景気後退入りするとの警戒感が強まり、リスク回避の円買いが強まった。また、パウエルFRB議長が追加利下げを示唆し米債利回り低下に伴うドル売りに拍車がかかった。トランプ米大統領の警告を受けて、対中対応策の一環としてのドル売り介入警戒感も広がりドル売りにさらに拍車をかけた。
ユーロ・ドルは、1.1053ドルから1.1153ドルまで上昇して1.1143ドルで引けた。ユーロ・円は、118円03銭から117円26銭まで反落。
ポンド・ドルは、1.2216ドルから1.2294ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9867フランから0.9736フランまで下落した。
<TN>
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