ナノキャリア---1Qは売上高が247.8%増、開発マイルストーン収入、化粧品材料供給収入、化粧品売上が好調

投稿:2019/08/14 15:43
ナノキャリア<4571>は9日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比247.8%増の1.46億円、営業損失が4.99億円(前年同期は6.40億円の損失)、経常損失が5.39億円(同6.36億円の損失)、四半期純損失が4.46億円(同6.36億円の損失)となった。

主要パイプラインの進捗状況は、シスプラチンミセル(NC-6004)は、ライセンス先との共同開発によりグローバルに開発を推進しており、膵がんを対象とした第3相試験の経過観察を続けるとともに、頭頸部がんを対象とした免疫チェックポイント阻害剤との新しい併用療法の開発に注力する。エピルビシンミセル(NC-6300)は、米国で軟部肉腫を対象に第1/2相臨床試験を実施中である。パクリタキセルミセル(NK105)は、ライセンス先にて乳がんを対象に第2相臨床試験を開始した。

導入パイプラインの進捗状況は、遺伝子治療薬「VB-111」は、導入元により、米国を中心にプラチナ耐性卵巣がんの第3相臨床試験が実施されており、2019年末に中間解析が予定されている。セオリアファーマとの間で共同開発を行っている耳鼻科領域におけるENT103は、国内において中耳炎を対象に第3相臨床試験を実施している。また2019年4月、エイオンインターナショナルから「Acti-PRP(血球細胞分離機)」の国内販売権を取得し、不妊治療を行う施設向けに販売を開始している。

新規開発パイプラインは、当社独自の先進基盤技術である抗体/薬物結合型ミセル「ADCM
(Antibody/Drug-Conjugated Micelle)」を次世代型DDS医薬品技術として開発している。JCRファーマとの間では、脳内デリバリー創薬に関する共同研究契約を締結した。

化粧品事業は、アルビオンとの共同開発製品であるエクラフチュール等の美容液向けの原料供給および、スカルプトータルケア製品「Depth(デプス)」のインターネット販売及びカウンセリング販売を推進している。

2020年3月期通期の業績予想は、売上高が前期比17.0%増の5.81億円、営業損失が15.20億円、経常損失が15.36億円、当期純損失が14.50億円とする期初計画を据え置いている。

<SF>
配信元: フィスコ

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