【買い】3758:アエリア

著者:伊東聡
投稿:2019/08/09 16:55

新たな展開に期待

同社アエリアは決済やデータセンターなどITサービス等と女性向けニッチ分野のゲームが主軸。

そのほか IT サービス事業、コンテンツ事業、アセットマネージメント事業の 3 事業を展開中だが現在はスマートフォンゲームが人気の中心になっており、同社も女性に向けたスマートフォンゲームを開発、「アイ★チュウ」や「A3!」といった大ヒットを飛ばしており、ゲームの開発・配信・運営、ドラマ CD やボイス CD、キャラクターグッズの販売などを行っている。

2017年も半ばを過ぎて、7月Twist、8月Impression、11月トータルマネージメントと矢継ぎ早に不動産関連の企業を買収し事業化した。

Impressionは投資用不動産の販売を強みに投資用マンション開発や住居用不動産販売、リノベーション事業などを展開しトータルマネージメントは戸建分譲や収益物件の開発に強みを持ち、中古マンションリノベーションや不動産売買、コンサルタントなどを事業としている。

相続などによる物件取得が多く、意外とリスクの低いことが特徴である。アセットマネージメント事業の各社は、従前より比較的固く収益を上げている会社が多く、2017年12月期はセグメントとして急仕立てのイメージが強かったが、2018年12月期には売上高・利益ともに収益貢献が大きくなりつつある。

足元の収益性向上に取り組むとともに、安定収益を生み出す事業をベースにしつつ、成長性を高められる領域に積極的に展開している。

特に今後アセットマネジメント事業では外国人観光客が増加している関西地区(京都・大阪)にて、新規宿泊施設をオープン予定であり、引き続き、訪日外国人旅行客マーケットにて事業拡大を目指している。

株価推移は6月初旬に有名投資家の取得が話題を呼び株価は急騰した、その後売却したなどの噂も流れているが今後の同社の事業展開に期待する声は多い。

日足一目均衡表では現状分厚い雲の中を迷走中ではあるがここを抜けてきた際には人気度からも一発高に期待したい。
伊東聡
株式会社G&Dアドヴァイザーズ 投資顧問部部長
配信元: 達人の予想

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