ユーロ円は21日線を下放れる展開 121.30円近辺が今月安値=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/07/13 03:59
 NY時間の終盤に入ってユーロ円は下げが一服しているものの121円台半ばと、本日安値圏での推移が続いている。ドル安の動きが優勢となる中で、ユーロは買い戻しも見られているものの、ドル円の下げがユーロ円を圧迫している模様。

 市場ではFRBの利下げ期待が高まっているいるが、ECBも追加緩和期待が高まっている状況。一方、日銀も追加緩和が期待されるところではあるものの、余力が小さく、他と比較すれば大胆な緩和策は出せないとも見られている。ECBと日銀との間の格差がユーロ円を圧迫する可能性もありそうだ。

 きょうの下げで21日線を下放れる展開が見られており、来週以降の動きが警戒されるところではある。来週はユーロ圏の材料はあまりないが、再来週24日のECB理事会に向けて思惑が錯綜しそうな気配もある。

EUR/JPY 121.53 USD/JPY 107.82 EUR/USD 1.1272

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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