12日のドル・円相場は、東京市場では108円57銭から108円28銭まで反落。欧米市場でドルは108円22銭まで下げた後に108円55銭まで反発し、108円53銭で取引を終えた。
本日13日のドル・円は108円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制される可能性がある。
米労働省が12日発表した5月消費者物価指数(CPI)は、前年比+1.8%と、市場予想の同比+1.9%を下回った。また、5月消費者物価コア指数は前年比+2.0%で市場予想の同比+2.1%を下回った。インフレ関連指標が市場予想を下回ったことから、早期利下げ観測が広がったが、家賃や医療費の価格が上昇していることを理由に、「6月18−19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利下げが決定される可能性はかなり低い」との見方が広がっている。
6月18−19日開催のFOMC会合では、早期利下げの必要性について議論されるとみられているが、市場関係者の間では「利下げは7月以降になる」との見方が多い。「米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを急がない方針をしばらく維持するのではないか?」との指摘も出ている。年内複数回の利下げ実施の可能性はかなり高いものの、雇用、個人消費、物価に関連する指標が悪化しない場合、年内3回以上の利下げが行なわれる可能性は低いとみられる。
<CS>
本日13日のドル・円は108円台で推移か。米長期金利の伸び悩みを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制される可能性がある。
米労働省が12日発表した5月消費者物価指数(CPI)は、前年比+1.8%と、市場予想の同比+1.9%を下回った。また、5月消費者物価コア指数は前年比+2.0%で市場予想の同比+2.1%を下回った。インフレ関連指標が市場予想を下回ったことから、早期利下げ観測が広がったが、家賃や医療費の価格が上昇していることを理由に、「6月18−19日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合で0.25ポイントの利下げが決定される可能性はかなり低い」との見方が広がっている。
6月18−19日開催のFOMC会合では、早期利下げの必要性について議論されるとみられているが、市場関係者の間では「利下げは7月以降になる」との見方が多い。「米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げを急がない方針をしばらく維持するのではないか?」との指摘も出ている。年内複数回の利下げ実施の可能性はかなり高いものの、雇用、個人消費、物価に関連する指標が悪化しない場合、年内3回以上の利下げが行なわれる可能性は低いとみられる。
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