反落、米中通商協議に対する警戒感で売りが優勢=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/05/10 05:29
NY原油先物6月限(WTI)(終値)
1バレル=61.70(-0.42 -0.68%)

 ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が0.42~0.41ドル安。その他の限月は0.39~0.23ドル安。

 日本時間の本日午後1時1分に、米国が中国からの輸入品2000億ドル分についての関税を10%から25%に引き上げるなかで、景気減速に伴う石油需要の下振れ懸念の拡大が引き続き相場を圧迫した。トランプ米大統領は中国側が「ディールを破った」と非難した。ただ、その後同大統領が中国の習近平国家主席から「見事な書簡」を受け取ったことを明らかにし、米中首脳の電話協議が行われる可能性に言及したことが相場を下支えした。

 時間外取引で6月限は軟調に推移したものの、通常取引開始を控えて62.21ドルまで小幅にプラス転換した。ただ、上値は重く再びマイナス圏に沈むと60.92ドルまで下落したが、下げ幅を縮小して引けた。

minkabu PRESS編集部

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