TAC、前期経常を一転44%減益に下方修正

配信元:株探
投稿:2019/05/09 17:00
 TAC <4319> が5月9日大引け後(17:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常利益を従来予想の8億8000万円→4億0900万円(前の期は7億3500万円)に53.5%下方修正し、一転して44.4%減益見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2500万円の黒字→4億4600万円の赤字(前年同期は2億5800万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当連結会計年度における当社の個別業績は、日本経済の好景気に伴う良好な就職状況の影響を受けて、当社の主力講座の一つである公務員講座への申し込みが上期・下期ともに期初の想定以上に低調に推移したこと等により、売上高及び営業利益は期初の予想を下回ることとなりました。また、営業外収益において保険積立金の解約による受取保険金約70百万円を計上したことで、経常利益及び当期純利益は上表の通りとなる見込みであります。なお、当社は期初ないし中長期的な受講者数の見込み等に基づき校舎(教室)を用意し、講師を配置し、教材を制作するため、講座に係る売上高の増減はほぼ利益の増減に直結しやすいという特徴があります。 連結業績に関しては、上記個別業績の修正の理由に加え、子会社の(株)TACプロフェッションバンクにおいて、会計系人材事業の減速傾向が顕著になり始めたことで売上は期初の予想を約110百万円下回ることとなりました。一方、(株)TACプロフェッションバンクを含め連結子会社において営業費用の抑制に努めたことで、営業利益、経常利益及び当期純利益はそれぞれ上表の通りとなる見込みであります。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
4319
180.0
(15:00)
-4.0
(-2.17%)