保険会社の運用責任者の8割が、来年か再来年に景気後退が起こると予想=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/26 03:34
 NY時間の終盤に入ってドル円は111.60円近辺で推移している。きょうのNY為替市場はドル買いが一服する中、ドル円は売りが優勢となった。特にドル売りを誘発するような材料は見当たらなかったが、きょうは米株が一時大幅安となり、明日のGDPを控えてポジション調整が出たのかもしれない。

 ドル円は111.50円近辺に200日線が来ているが、その水準を下回る場面も見られた。東京勢は今週末から10連休に入る。1月の正月休みの時にフラッシュクラッシュが発生し、ドル円は短時間に104円台まで急落したことがあった。それらのリスクを警戒して売りヘッジを出していたのかもしれない。今月半ば以降、112円ちょうど付近の狭い範囲での振幅が続いていたが、下向きの流れが出るか警戒される。

 米大手金融が保険会社307社の運用責任者へのアンケート調査を公表していた。ちなみに運用資産は307社合計で13兆ドルに及ぶという。

 そのうちの35%が最大の懸念は景気減速と米国の景気後退で、昨年の24%から割合が増えている。更に82%が2020年か21年にそれが起こると見ているようだ。ただ、今年の米景気後退はないと見ている模様。

USD/JPY 111.62

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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