ドル円は112円付近で振幅 FRBへのトランプ非難でドルへの信頼弱まるとの見方も=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/16 00:38
 ドル円は112円ちょうど付近での推移となっている。朝方発表のNY連銀景況感指数が予想を上回ったことからドル円も112円台に上昇したものの、112円台の上値抵抗が強い。きょうはゴールドマンの決算を受けて米株が軟調に推移しており、ドル円の上値を抑えているようだ。米国債利回りも低下している。

 先週末に200日線を上抜け112円台を回復したことから上値期待が高まっている。ただ、ドル自体の上値が重くなって来ていることもあり、3月に上値を抑えた112.15円の水準には慎重なようだ。

 一部からトランプ大統領のFRBへの非難はドルの信頼感を弱めるといった見方も出ている。先週はG20財務相中央銀行総裁会議が行われ、各国の代表がワシントンに集まっていたが、その中でもトランプ大統領は「FRBの量的引締めが米経済を殺した」とツイートしている。「それがなければ、3%どころか4%にGDPは拡大していただろう」と述べていた。もし、成長が減速すれば、更に大統領の攻撃はエスカレートするかもしれないと指摘している。

USD/JPY 112.01

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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