続伸、リビア情勢悪化で年初来高値を更新=NY原油概況

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/09 05:27
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=64.40(+1.32 +2.09%)

 ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が1.18~1.32ドル高。その他の限月は0.08ドル安~1.04ドル高。

 世界的な景気減速懸念がやや後退していることや、石油輸出国機構(OPEC)を中心とした減産、米国のイラン・ベネズエラ制裁による供給減に加えて、リビアで武力衝突が続いていることが相場を一段と押し上げた。リビアのほぼ大半を支配するハフタル司令官は、国際的に認められた暫定政府があるトリポリ付近で戦闘を激化させており、供給途絶が警戒されている。

 時間外取引から5月限は堅調に推移。通常取引開始前にかけて失速する場面はあったが、その後は64.48ドルまで上値を伸ばした。昨年11月以来の高値を塗り替えている。

minkabu PRESS編集部 

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