【買い】4596:窪田製薬ホールディングス

著者:伊東聡
投稿:2019/03/08 17:58

同社製品開発に期待と高水準の出来高。

同社が開発を進めている在宅・遠隔医療モニタリング機器「PBOS」は患者自身が在宅で網膜の厚さを簡単に測定できるため、症状の進行具合を自宅にいながら把握でき適切なタイミングで治療を受けることが可能となる。

PBOSの販売価格はスマートフォン等と同等の価格であることから、既存の医療施設に設置してある診断機器(1千万円以上)と比較して大幅な低価格が実現できる見通しとなっている。

加齢黄斑変性等の網膜疾患では適切なタイミングで治療を受けずに症状を悪化させてしまう患者も多く、「PBOS」を用いることでこうした問題が解消されることになる。

対象となる網膜疾患の患者数は全世界で1億人以上いると言われ、同社の開発パイプラインの中ではPBOSが最も早く商用化される可能性が高く今後の動向が注目される。

「PBOS」が商用化されることで同社業績の進捗は急激な伸びを演じて来ることに大きく期待を持てると考える。

7日の取引終了後に同社ホームページ上に掲載した説明会の動画で同社CEOが「米航空宇宙局(NASA)と共同事業を進めている」と表明し、知名度向上などを期待した個人から買いが集まり、本日の出来高は昨日の約5倍に膨らんだ。

昨年発行した新株予約権が大量行使されていることが連日で発表されており、将来の株式価値の希薄化懸念が徐々に後退するとの期待も大きい。
伊東聡
株式会社G&Dアドヴァイザーズ 投資顧問部部長
配信元: 達人の予想

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