ユーロドルは1.13ドル台前半まで下落 ミーン・リバージョン戦略の売りとの指摘も=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中、NY時間に入ってもその動きは続いており、ユーロドルは戻り売りに押されている。先週は1.1420ドル付近まで上昇していたが、戻り売りに押され現在は1.13ドル台前半まで下落。
上値抵抗となっていた100日線を下放れする動きが見られており、下値警戒感を高める展開。オプションのポジションのヘッジ売りが出ているとの指摘も聞かれる。相場はいずれ平均値に戻るという平均回帰性に着目したミーン・リバージョン戦略をとっているファンドの売りが活発に出ているという。平均値を1.13ドルに設定していると見られているようだ。
ユーロに関しては今週木曜日にECB理事会が予定されており最大の注目となる。第3回目の貸出条件付き長期資金供給オペ(TLTRO)に関連した何らかのアナウンスがある可能性が高い。ただ、実際の導入は6月と見られており、現時点で具体的な中身はそれほど出ないとの指摘もある中、今回はさほど市場にインパクトを与えないとの見方もあるようだ。
EUR/USD 1.1315 EUR/JPY 126.61 EUR/GBP 0.8585
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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