外為サマリー：一時１１０円７０銭近辺に急伸、黒田発言でドル買い流入

　１９日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後３時時点で１ドル＝１１０円６１銭前後と前日午後５時時点に比べ７銭程度のドル高・円安。ユーロは１ユーロ＝１２４円９９銭前後と同横ばい圏で推移している。

　ドル円は午前１０時３０分過ぎに１１０円４５銭まで下落した後、午後にかけ１１０円５０銭前後で推移していたが、午後１時２０分過ぎに一気に１１０円６９銭まで急伸した。黒田日銀総裁が衆議院で物価安定目標の実現に必要なら追加緩和を検討する、と発言したことを受けドル買い・円売りが膨らんだ。その後、いったん値を下げたが１１０円６０銭前後での値動きが続いている。

　ユーロは対ドルでは１ユーロ＝１．１２９９ドル前後と同０．０００７ドル程度のユーロ安・ドル高で推移している。


出所：minkabuPRESS