【買い】メディカル・データ・ビジョン(3902)戻り余地の大きさと材料性に着目、リスクオン相場で中長期投資家の参戦も◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/02/19 08:36

戻り余地の大きさと材料性に着目、リスクオン相場で中長期投資家の参戦も

業種:サービス業
時価総額:417.0億円
PER:83.36倍
PBR:12.72倍

 医療機関や製薬会社向けに医療・医薬品データのネットワーク化とデータ利活用サービスの提供を行う。DPC対象病院を中心に電子カルテと決済を連携させたシステム『CADA-BOX』導入促進を急ぐ。全国のDPC病院の約半数にのぼる顧客基盤を活かした導入進展に期待。

 前期は11月の第3Q決算段階で、子会社2社の事業進捗遅れと上記『CADA-BOX』の受注が想定を大きく下振れて未達となることをふまえて業績下方修正に迫られた。結果的にはデータ利活用サービスの好調が利益を下支えしたわけだが、株価は11月のショック的な急落からの戻り幅が小さい。

 改めて決算内容を評価するのであれば、前期のような想定外を想定しておく必要はあるものの、2期連続で甘い会社計画を出すような会社ではないだろう。今期見通しが順当に評価されてくるには材料消化に多少の時間が必要と思われる反面、戻り余地は非常に大きいことは容易に想像がつく。医療データ利活用においては新技術との連携も含めた新規材料が豊富な分野でもあることから、現在の株価水準であれば、中長期的な成長期待を軸に短期目線での物色に狙いを定めた取り組みもしやすいだろう。
配信元: 達人の予想

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