ポンドドルは戻り売り優勢で200日線試す展開 情勢はなお混沌=NY為替
ポンドドルはNY時間に入っても戻り売りが続いており、1.30ドル台半ばに再び値を落としている。200日線が1.3045ドル付近に来ているが、うかがう展開となっている。
前日の英議会の投票では、離脱期限の延長は否決されたものの、合意なき離脱の阻止とEUとの再交渉の修正案は承認された。引き続きメイ首相がEUと交渉することも了承されている。ただ、EU側からは当然不満が多く、再交渉はしないとの姿勢に変化はない。
ポンドはこれまで、最低でも英議会は、合意なき離脱は回避するとの期待から買い戻しが膨らんでいたが、英議会の投票を通過して新たな局面に入ったものと思われる。EU側は既決のバックストップ案が最善と考えており、合意なき離脱は回避したいが、場合によっては可能性は排除しないと述べている。
情勢はなお、混沌としている状況と見て良いであろう。
GBP/USD 1.3061 GBP/JPY 143.12 EUR/GBP 0.8743
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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