初動はドル売り、米雇用者数の伸びが鈍る＝ＮＹ為替

　１１月の米雇用統計は予想より弱い内容だった。非農業部門雇用者数の伸びは15.5万人にとどまり、事前予想19.8万人や前回の23.7万人（25.0万人から下方修正）を下回った。失業率は3.7％と前回と同水準。平均時給も前年比+3.1％と前回と同水準だった。

　発表を受けてドル売りの反応が広がっている。ドル円は一時112.62レベルまで下落。ユーロドルは1.1415レベルに高値を伸ばした。ただ、米１０年債利回りは、発表直後に2.86％台に低下した後は、再び2.89％台に戻している。この動きをにらんで、ドル円は112.90近辺、ユーロドルは1.1380台などドル高方向に押し戻されている。


USD/JPY　112.88　EUR/USD　1.1385　EUR/JPY　128.51