ドル円 底堅いが上値は軽くはなさそう ドル買いにはなっていない=NY為替チェック
ドル円はNY時間に入って上げ幅を広げる動きが強まっており、112.35円付近で推移している。一時112.40円付近まで上げ幅を拡大した。先ほど中国が、600億ドル規模の米国からの輸入品への報復関税を24日に発動すると伝わった。このニュースにドル円も戻り売りに押されたものの112円台をしっかりと維持し反転している。
トランプ大統領が2000億ドル規模の中国からの輸入品に対する制裁関税を発表した。24日から発動する。この発表に東京市場でドル円も売りが強まり一時111.65円付近まで下落したが、一時的な動きに留まっており、売りが一巡すると買い戻しが強まっている。米中貿易問題がエスカレートしていることが示されているが、市場は意外なほど冷静で株式市場や米国債利回りは上昇している。
この問題は長期戦になることが予想されることから、市場も少し実体経済への影響を見極めたい雰囲気も出ているのかもしれない。
米10年債利回りは3%台に上昇していることを追い風にドル円も堅調な動きを続けているが、決してドル買いにはなっていないことは留意する必要はありそうだ。底堅いものの上値は軽くはなさそうだ。一部には米中貿易問題のエスカレートにFRBが利上げに慎重になってくるのではとの見方も出ている。
目先は7月につけた年初来高値113.15円水準を視野に入れるか注目される。ただ、112.50円にかけては日本の輸出企業の中間期末に向けた売りオーダーも大量に観測されているようだ。
USD/JPY 112.34
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
トランプ大統領が2000億ドル規模の中国からの輸入品に対する制裁関税を発表した。24日から発動する。この発表に東京市場でドル円も売りが強まり一時111.65円付近まで下落したが、一時的な動きに留まっており、売りが一巡すると買い戻しが強まっている。米中貿易問題がエスカレートしていることが示されているが、市場は意外なほど冷静で株式市場や米国債利回りは上昇している。
この問題は長期戦になることが予想されることから、市場も少し実体経済への影響を見極めたい雰囲気も出ているのかもしれない。
米10年債利回りは3%台に上昇していることを追い風にドル円も堅調な動きを続けているが、決してドル買いにはなっていないことは留意する必要はありそうだ。底堅いものの上値は軽くはなさそうだ。一部には米中貿易問題のエスカレートにFRBが利上げに慎重になってくるのではとの見方も出ている。
目先は7月につけた年初来高値113.15円水準を視野に入れるか注目される。ただ、112.50円にかけては日本の輸出企業の中間期末に向けた売りオーダーも大量に観測されているようだ。
USD/JPY 112.34
minkabu PRESS編集部 野沢卓美
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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