一時円売りに、日銀はフォワード・ガイダンスを実施へ=東京為替概況

 31日の東京外国為替市場でドル円は一時111円半ばまで上昇した。

 注目の日銀金融政策決定会合では、来年10月の消費税引き上げを含めた不透明感を踏まえて、当分の間、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持するとするフォワード・ガイダンスが導入された。

 日銀の金融政策が柔軟化とともにやや強化されたことから、円売りに傾いた。ただ、フォワード・ガイダンスによって、物価を押し上げられない日銀が自身の手足を縛ることになることから、円売りに持続性はなかった。

 短期金利については日銀当座預金残高のうち政策金利残高に-0.1%を適用する方針を維持した。長期債利回りの目標をゼロ%程度とすることや、国債の保有残高の年間増加額を約80兆円とすることに変更はなかったものの、「金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうる」とされたほか、「弾力的な買入れを実施する」との文言が加えられた。上場投資信託(ETF)の年間買い入れ額5.7兆円の配分見直しも決定されたが、総額は変わらず。

 ユーロ円は130.40円付近、ポンド円は146.16円付近、豪ドル円は82.67円付近まで上昇した。

 北米自由貿易協定(NAFTA)の協議からカナダが除外されると伝わったことで、カナダ円は一時84.83円付近まで下落したが、日銀金融政策決定会合の結果が伝わった後は85円前半へ戻した。米国とメキシコはNAFTA再交渉の閣僚級協議を今週2日にワシントンで開催する予定と報道されている。

(minkabu PRESS編集部)
配信元: Klug FX(クルークFX)
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