今日の為替市場ポイント:◆ユーロ編◆短期的に131円台でもみ合う状態が続くか

配信元:フィスコ
投稿:2018/07/16 07:48
ユーロ・ドルは、1.0341ドル(2017/01/03)まで下落したが、欧州中央銀行(ECB)は2018年前半にもフォワードガイダンスを変更するとの思惑が広がったことで、一時1.2537ドル(2018/01/25)まで上昇。ユーロ・円は、英国民投票でEUからの離脱が決定し、一時109円57銭(2016/06/24)まで急落。その後114円85銭(2017/04/17)から137円50銭(2018/2/2)まで買われた。ユーロ圏と米国の金利差拡大の思惑は残されており、新たなユーロ買い材料が提供されない場合、ユーロの対円レートは短期的に131円台でもみ合う状態が続くとみられる。

【ユーロ売り要因】
・ドイツの景況感悪化
・米FOMCは金利見通し引き上げ
・ECBの政策金利は長期間据え置きへ

【ユーロ買い要因】
・ECBによる利上げ開始時期は来年7月との見方
・ECBによる資産買い入れ策は年内終了へ
・米長期金利の上げ渋り

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配信元: フィスコ