米S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、仮想通貨指数提供に慎重な姿勢を示す【フィスコ・ビットコインニュース】

配信元:フィスコ
投稿:2018/05/07 16:07
米指数算出会社S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスの最高経営責任者(CEO)であるアレックス・マトゥーリ氏は4月に行われたインタビューに対して、顧客から仮想通貨指数の算出を求められていることを明らかにした。同氏は、「現時点では提供の予定はない」と述べた一方で、仮想通貨のコンセプト及びブロックチェーン技術については好意的な見方を示している。

同社が仮想通貨指数を提供する上で問題となるのが、米証券取引委員会(SEC)の仮想通貨への姿勢だ。SECは1月、仮想通貨の投資信託やETFに対して投資家保護が不十分ではないかとの懸念を表明していた。

同社はS&Pグローバルとシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループの合弁事業として運営されている。CMEが2017年12月よりビットコイン先物の取扱いを開始していることや、マトゥーリ氏があくまで「現時点ではない」とのコメントに留めていることなどから、同社が仮想通貨指数を提供する可能性はゼロではないとの見方もある。


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配信元: フィスコ