トーイン、前期経常を40％上方修正、配当も2.5円増額

　トーイン <7923> [ＪＱ] が4月27日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。18年3月期の連結経常損益を従来予想の3億円の黒字→4億2000万円の黒字(前の期は1億2700万円の赤字)に40.0％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の7300万円の黒字→1億9300万円の黒字(前年同期はトントン)に2.6倍増額した計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の15円→17.5円(前の期は12.5円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　　売上面につきましては、包装資材事業において、特に国内で化粧品分野の売上高が増加したことに加え、精密塗工事業においても売上高が順調に推移したことなどにより前回予想を上回る見込みとなりました。　利益面につきましては、営業利益は、売上高の増加に加え、次世代型印刷機導入などの生産体制の整備や生産の効率化・安定化などの諸施策推進による製造コスト低減などで売上総利益が増加し、前回予想を上回る見込みとなりました。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、主に営業利益の上方修正に伴い前回予想を上回る見込みとなりました。（注）上記の業績予想につきましては、当社が現時点で入手可能な情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいて作成しております。実際の業績は様々な要因により変動する可能性があります。

　修正の理由　　当社は、株主の皆様への利益配分につきましては、経営の重要課題の一つと認識しており、業績、将来の事業展開及び財務の健全性等を勘案しつつ、安定的な利益還元を基本方針としております。平成30年３月期の期末配当金につきましては、通期業績および財政状態等を総合的に勘案し、当初予想の１株当たり10円の配当に２円50銭増配して１株当たり12円50銭に修正することといたしました。　　　なお、期末配当金につきましては、平成30年６月開催予定の当社第70期定時株主総会に付議いたします。