日経225は22,100円を越えるか!?今週の株式展望(4/16週)

著者:山口哲也
投稿:2018/04/16 10:55

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

先週の日経225(TFX)は続伸。週明け21,554円で寄り付いた日経225(TFX)は、米中の貿易摩擦懸念が後退したことから、週前半は上昇したものの、その後は21,000円台後半で動意薄の展開となりました。

今週は、17日から18日にかけフロリダで日米首脳会談が予定されており注目されます。
特に、今回は北朝鮮問題についての話し合いということですが、ここで為替動向や日米間のFTAなどを含む日米貿易についての議論がおこなわれる場合、円高に進む可能性があります。
その他、経済指標としては、16日の米3月小売売上高、17日の米3月住宅着工件数、米3月鉱工業生産、18日のベージュブックなどがありますが、18日に発表される本邦の3月貿易統計は丁度、安倍首相が訪米中ということもあり、注目しておきたいところです。
また、今週から米国では1-3月期の決算発表が本格化してくるため、米国の株式動向も目が離せません。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
先週、先々週と13週移動平均線に上値を抑えられて推移していましたが、今週はこれを上回って寄り付き、21,946に位置する13週移動平均線を今週維持して終われるかどうかに注目です。
ストキャスティクスも%DがSlow%Dを上回り上昇傾向にあるため、今週も相場はやや強含みで推移するものと思われます。
週足ベースでのレジスタンスは26週移動平均線が位置する22,438円。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
先週は、一目転換線や200日移動平均線にサポートされつつも、一目雲の下限に上値を抑えられる形となりましたが、今週の寄付きでは、一目の雲に突入して推移しています。
先週の高値22,082円も本日16日の午前中の段階で3円上回る22,085を付けており、一文高値は鬼より怖いといった格言もありますが、下値を切り上げつつ上昇してきていることもあり、今週はこの水準へのトライとブレイクを予想します。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想