【買い】いちご(2337)立地優位性ある新築ホテル取得を発表◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

立地優位性ある新築ホテル取得を発表

「一期一会」に由来した社名の既存不動産の賃貸料収入・価値向上後の売却益獲得を軸とした「心築」事業が主力の他、アセットマネジメントやクリーンエネルギー事業にも力を入れている。

1月12日の決算、18年2月期第3四半期の連結経常利益は前年同期比5.9％減の144億円に減ったが、通期計画の183億円に対する進捗率は79.0％に達し、5年平均の73.6％も上回った。
いちごオフィスリート、及びいちごホテルリートの運用資産残高が順調に推移したこと等により期中運用フィーが増加した一方、第1四半期に100%子会社であったタカラビルメンを売却したことによる施設管理収入減少等が影響。
3月14日「ネストホテル博多駅前」の取得にあたり、組成された匿名組合（本SPC）に出資し、本SPCを100%連結子会社とすることを発表した。同社は100%出資するSPCを通じて3月15日付で「ネストホテル博多駅前」を取得。

チャート面では昨春以降上昇トレンドが続いており、直近では上昇時の中段保ち合いを形成。25日線が上向きつつあることから、短期・中期の投資資金を呼び込み上昇が加速する展開を期待する。

業種：不動産業
時価総額：2300.1億円
PER：17.01倍
PBR：2.67倍