【買い】オリエンタルランド(4661)堅調な日本人のレジャー消費◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2018/02/22 17:40

堅調な日本人のレジャー消費

業種:サービス
時価総額:39005億円
PER:46.99倍
PBR:5.11倍

【東京ディズニーリゾートを拡張と報じられる】
11/30に東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を拡張すると報じられており、「3000億円超を投じて2023年をメドに新たな施設を開業。総面積を約3割広げ、混雑を緩和する」(日本経済新聞)記事によると、大規模投資で新施設を導入し、訪日外国人をはじめとする国内外の顧客取り込みを急ぐのが狙いだという。また、新たな敷地には、他のディズニーのテーマパークにはない独自のアトラクションやエリアを導入するとあり、敷地面積の問題で結論を持ち越していた「アナと雪の女王」に関連する施設も検討するとしており、現在も高水準で推移する集客力のさらなるアップへの期待が高まっている。

2020中期経営計画で入園者数を恒常的に 3000万人とする目標達成を2020年度へと前倒し。注目したいのは来期以降、中期的な業績拡大局面を迎える可能性が高い。来期は集客効果の大きい「東京ディズニーリゾート35周年イベント」の開催が予想されるほか、東京ディズニーシーでは19年度導入予定で大型アトラクション「ソアリン(仮称)」の開発を行っている。入場者が「体験」にお金を使う「コト消費」の増加も追い風になる。
10/2には18年3月期上期(4~9月)の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの2パーク合計の入園者数が1477万5000人(前年同期比3.1%増)となり、4年ぶりに増加し、上期は東京ディズニーシーの新アトラクション「ニモ&フレンズ・シーライダー」や、夏期スペシャルイベント「ディズニー・パイレーツ・サマー」などの新規コンテンツが人気。また、東京ディズニーランドの春のスペシャルイベント「ディズニー・イースター」など季節感あふれるスペシャルイベントも好評で、上期として過去3番目の入園者数となったとしている。

【決算は良好】
1月30日に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比1.3%増の947億円となり、通期計画の1016億円に対する進捗率は93.2%に達し、5年平均の86.2%も上回った。直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.1%減の375億円に減り、売上営業利益率は前年同期の29.2%→28.2%に低下した。

【混雑緩和策】
年間パスポートの利用条件の変更等について2/15に発表。
年間パスポートは、年間パスポート使用不可日および特別営業時間を除き、利用開始日から1年間、対象のパークに入園できる。
年間パスポート使用不可日はお盆休み、年始年末等の混雑が激しいときとなる。2018年3 月1日以降に販売される年間パスポートに新たに適用される。


東京ディズニーランド・シーを運営。入園者数世界有数。ホテルや商業施設なども展開。
配信元: 達人の予想

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
4,329.0
(05/09)
-28.0
(-0.64%)