強弱材料が綱引き・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2017/12/04 17:41

ドル円揉み合い脱せず・・・・・

先週金曜日の海外市場では、フリン・前大統領補佐官が、ロシア接触がトランプ氏の指示によるものと答弁すると報じられた事で、ドル円が112.80円台から111.40円台までの急落劇を演じました。

しかし、その後、マコネル・共和党上院院内総務が、米税制改革法案が上院を通過する充分な票を確保と述べた事から、ドルが買い戻され、112.10円台まで値を戻してNY市場を終えました。

週末に、税制改革法案は上院を通過。又、フリン氏へのトランプ氏指示はなかった事も明らかとなり、週明け東京市場に於いてドル円は113円を窺う動きから取引をスタートしました。

欧州勢参入後、一時、113円台を回復。唯、本日は材料が少ない為、株式、債券市場睨みとなる他、ロシアゲートへの警戒も続く為上値も重く、揉み合いを脱することは難しそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想