<11/6~11/10> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2017/11/03 16:16

オーバーシュートの過熱感

世界的に地合いが良くNYダウも日経もグングンと天を目指しているかのような上昇が続いています。

青天井のように上がっていきそうにも見えてしまいますが、このままするすると上昇していくかというとちょっと警戒が必要です。

選挙前後に変化日があり、一旦そこで調整に入るはずだったところを、逆行して大きく上げてしまっているところから、本来の相場の流れとは異なった歪みが生じています。

チャートを詳細に見てみると、ここからの目標点となる位置は、11/20前後で一番高値が22500円、その下が21250円となっています。

つまり、ここから2週間近くは、高くなったとしても現状維持程度、普通に下げるとしたら21000円~21250円が適正価格なので、この辺りを狙っての動きになると思われます。

さらに少し先を見ても、変化日は12/前半に20400円、12月半ばに21500円となっているので、今の株価が22500円だとすると、どうしても下に行くと考えざるを得ないです。

今の株価より上に目標点が存在していないので、このまま上げていくとしたらどこを目指しているのか?というのが見えてきません。

もしも、11/20に22500円だったとしたら、それはそれで本来の流れの中でのピークだとわかりやすいのですが、2週間も前にすでに今の株価がこの11/20目標点をクリアしてしまっているとなると時間軸でみれば、相当前倒してピークをつけている(過熱している)といえます。

先々の目標点をみても、21500円以下に集中していることから、株価がこの辺りだった頃=選挙後からの2週間の動きがイレギュラーで相場を歪めているということが分かります。

これまで見てきた中で、歪んだひずみが発生しても遅かれ早かれ元の位置に戻るものなので、あとは、どこで調整に入るかの時間待ちだけの状態と言っていいでしょう。 

可能性として考えられる動きは2つです。

①11/20まで横ばいで現状維持で推移。その後下落(20300円~215000円あたりが目途)

②11/20まで調整入りし21300円前後をつけ、月末近くまで調整した後反発。

どちらの場合でも、当初からの見方と変わりなく、今月末には一旦調整に入ってある程度の適正な位置(21000円前後)には戻っているだろうという結論になります。

あとは、この上昇が止まるきっかけ待ちというだけで時間軸だけの問題だと思っています。

何がきっかけになるかはわかりませんが、後場になってからするすると上げていく買いが止まった時で、長い陰線がつくような日が来たときに、誰もが明確に相場の転換点を迎えたとわかるでしょう。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想