【買い】6912:菊水電子工業

著者:伊東聡
投稿:2017/10/13 16:57

EV・自動運転関連のEMCなどを手掛けていることが注目ポイント

EV・自動運転関連のEMCなどを手掛けていることが注目ポイント、

同社グループは引き続き環境・エネルギー関連市場、自動車関連市場及び冷凍空調市場を中心に積極的な営業活動と研究開発活動を行うと共に、原価低減と経費節減にも努力を重ねた。

しかしながら、18年3月期第1四半期連結累計期間の売上高は設備需要が伸び悩んだことにより、15.79億円(前年同期比7.4%減)となった。損益面においては、売上高の減少に加え、研究開発費の増加や本社移転に伴う費用の発生などによる販売費及び一般管理費が増加したことにより、営業損失は8,500万円(前年同期は3,000万円の営業利益)、経常損失は7,300万円(前年同期は3,600万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は5,100万円(前年同期は3,000万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となった。

電子計測器分野においては、次世代自動車関連市場への安全関連試験機器が好調に推移したが、航空機用電子機器の測定器が納期の谷間であったことなどにより、前年同期実績を下回る結果となった。

一方、海外市場については、米国では、車載関連市場への直流電源や電子負荷装置に動きがみられたが、全般的に低調に推移した。

欧州では、航空機関連市場への直流電源や交流電源に動きがみられた。アジアにおいては、中国では、車載関連市場、エネルギー関連市場への直流電源が好調に推移した。

韓国では電子部品関連市場への安全関連試験機器、また、東南アジアでは家電関連市場への安全関連試験機器にそれぞれ動きがみられた。

以上の結果、海外売上高は、前年同期実績を上回り、5.02億円(同1.4%増)となった。

また急速な右肩上がりの25日線がサポートとなっており今後の展開に期待したい。
伊東聡
株式会社G&Dアドヴァイザーズ 投資顧問部部長
配信元: 達人の予想

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